海外部品調達のトラブルとその対策|中国本社と日本営業所の連携で安心サポート
海外から部品を調達する際、「品質は大丈夫か?」「希望通りの加工がされるか?」といった不安を感じる企業は少なくありません。
特に、異材、処理ミス、数字の読み違いなど、日本では考えにくいトラブルが起こることもあります。
この記事では、実際に起こりがちな海外部品調達のトラブルとその対策を解説するとともに、京都機械商事の強みである「中国本社と日本営業所の一体運営」についてもご紹介します。
よくある海外調達トラブル
- 異材(材質違い)
「S45Cで依頼したはずが、SS400で届いた」「アルミ材での指定が、別種の合金になっていた」など、依頼内容と異なる材質で納品されることは意外と多くあります。海外工場では材質表記や材料手配における解釈のズレが起こることがあり、トラブルの原因になります。
➡ 対策:日本側で図面や仕様をしっかり確認し、二重チェック。必要に応じて材質証明書の取得も徹底。
➡ S45CとSS400の材質違いによる硬度・加工性の違いとは?異材トラブルを防ぐポイントも解説
- 処理ミス(熱処理・表面処理の不備)
「熱処理したのに硬度が出ていない」「タフトライドや塗装処理が抜けていた」といった仕上げ処理のミスもよくある事例です。特に熱処理や表面処理は、仕上がりが見た目では判断しにくいため、ミスが発覚しづらい傾向にあります。
➡ 対策:事前に処理内容を強調して指示。熱処理証明書や硬度計測報告書を納品時に添付させる。
- 表記ミス・連絡ミス
「6と0の読み違い」「±の表記を誤読」など、図面の読み違いによる加工ミスも発生します。特に、海外メーカーでは細かい部分についての再確認が行われないことが多く、確認不足がトラブルの原因になります。
➡ 対策:重要な寸法は太字や赤字で強調し、誤解がないように伝達。曖昧な指示は避け、図面に明確に記載。
海外部品調達の成功の鍵は「現地との信頼関係」と「日本語対応」
海外工場とスムーズにやり取りをするためには、以下の2点が重要です。
● 税関との信頼関係
税関でのトラブルは、納期遅延や余計な費用につながります。過去の輸入履歴がクリーンな企業を調達先に選ぶことで、通関のトラブルを未然に防ぐことができます。
● 日本語対応可能な現地スタッフの有無
日本語対応ができるスタッフが現地にいるかどうかは、トラブルの発見・予防において非常に重要です。日本企業の要求を正確に理解し、丁寧に確認・報告できる体制が不可欠です。
京都機械商事の海外調達:自社工場 × 日本営業所で安心サポート
京都機械商事では、日本営業所がフロント窓口となり、図面確認から品質管理、納品まで一貫対応しています。
また、製品はすべて中国本社の自社工場で製作しており、以下のようなメリットがあります。
• 材質・加工精度・表面処理まで、日本仕様に準拠した製造
• 日本語での迅速対応(技術相談は数時間以内、見積もりは24時間以内)
• 自社管理による納期調整、短納期対応も可能
• 日本側で最終チェックを行うため、トラブルを未然に防止
「海外調達は安いけど不安…」というお客様の声にお応えし、品質と価格、どちらも妥協しない体制を整えています。
まとめ:海外調達でも、日本品質を実現
部品の海外調達には確かにリスクがありますが、正しい知識と信頼できるパートナーがいれば、そのリスクは最小限に抑えられます。
京都機械商事では、日本営業所と中国本社の密な連携により、お客様の要求に対してきめ細やかに対応。
安定した品質とコスト削減の両立を実現しています。
加工部品の海外調達をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
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