2025.07.14 UP

金属加工・機械加工とは?種類・工程・業者選びを徹底解説|京都機械商事の強みも紹介

「金属加工とは何か?」「機械加工との違いは?」「どこに頼めば良いか分からない…」
こうした疑問は、部品の調達や試作依頼を担当する資材部・開発担当者にとって非常に重要なポイントです。

この記事では、金属加工と機械加工の基本から工程・種類の違い、さらには業者の選び方までを徹底解説します。
さらに、京都機械商事が多くの企業から選ばれている理由についても具体的に紹介します。


  1. 金属加工・機械加工とは?初心者にもわかる定義と違い
    1. 金属加工の代表的な5つの分類と特徴
    2. 機械加工とは?切削・研削・放電加工などの技術解説
    3. 金属加工における代表的な材料と加工難易度
    4. 加工工程の流れと、納期や品質に関わる要素
    5. 加工業者を選ぶポイント|コスト・対応力・品質管理体制
    6. 京都機械商事の強み1|中国本社との連携によるコスト削減
    7. 京都機械商事の強み2|出荷前のビデオチェックで品質保証
    8. 設備一覧から見る対応力|加工実績と保有機械紹介
    9. 加工コストはどう変わる?要因と見積りの考え方
    10. よくある質問(FAQ)と対応事例
    11. まとめ|金属加工・機械加工の依頼先に京都機械商事が選ばれる理由

第1章:金属加工・機械加工とは?初心者にもわかる定義と違い

▶ 金属加工とは?

金属加工とは、鉄・アルミ・ステンレス・銅などの金属素材を目的の形状に加工する技術の総称です。
形状を変える手段には以下のようなものがあります:

  • 板金加工(曲げ・溶接など)
  • 切削加工(フライス、旋盤、マシニング)
  • プレス加工
  • 鋳造・鍛造
  • 表面処理(研磨、めっき)

これらの技術を使って部品を成形・仕上げし、製品の性能や外観を向上させることができます。
量産品から高精度な試作品まで、用途に応じて最適な加工方法が選ばれます。


▶ 機械加工とは?

「機械加工」とは、金属や樹脂などの素材を機械で削ったり切ったりする加工方法です。
つまり、金属加工の中でも「切削加工」や「研削加工」などが機械加工に該当します。

代表的な機械加工の種類は以下のとおりです:

  • フライス加工(平面や溝の加工)
  • 旋盤加工(円筒形状の加工)
  • マシニングセンタ加工(多軸・高精度な切削)
  • 放電加工(電気で金属を削る)
  • 研削加工(表面を滑らかに整える)

特に、寸法精度や表面粗さが求められる精密部品や装置パーツでは、機械加工の技術が不可欠です。


第2章:金属加工の代表的な5つの分類と特徴

金属加工は、目的や加工方法に応じて主に以下の5種類に分類されます。
それぞれの特徴を知ることで、用途に適した加工手法を選定しやすくなります。

加工分類主な方法特徴
切削加工フライス、旋盤、穴あけなど高精度・高自由度。試作や小ロットに適する。
塑性加工プレス、曲げ加工など圧力で形状を成形。大量生産に向いている。
鋳造・鍛造鋳造:型流し、鍛造:圧縮複雑形状や高強度な部品の量産が可能。
接合加工溶接、ろう付け、接着など部品の一体化に有効。構造強化にも対応。
表面処理メッキ、研磨、塗装など耐食性・外観・硬度の向上を目的とした仕上げ。

この中でも、切削加工(=機械加工)は複雑な形状や厳しい寸法公差が求められる精密部品に最適な方法として、試作や少量生産の場面で頻繁に活用されます。


第3章:機械加工とは?切削・研削・放電加工などの技術解説

機械加工は、金属加工の中でも「切る」「削る」「研ぐ」といった手法に分類される加工技術です。
以下に代表的な機械加工技術を紹介します。


◆ 切削加工(マシニング・旋盤・フライス)

  • 旋盤加工:素材を回転させ、刃物で外周や穴を加工する技術。円筒形状に最適。
  • フライス加工:工具を回転させて切削。溝や平面加工などに対応。
  • マシニングセンタ:自動工具交換を搭載し、複雑な形状や多工程に対応可能。3軸・5軸など種類がある。

◆ 研削加工(グラインダー)

  • 表面を仕上げたり、寸法精度を高めたりする目的で用いられます。
  • 硬い材料や熱処理済み素材の仕上げに最適。

◆ 放電加工(ワイヤーカット・形彫放電)

  • ワイヤーカット放電加工:電極に細いワイヤーを用い、非接触で高硬度材を切断。
  • 形彫放電加工:電極で金型などに複雑な凹形状を彫る。難削材にも対応。

◆ その他の機械加工技術

  • レーザー加工:熱で金属を溶かして切断。高速・非接触。
  • 水圧切断(ウォータージェット):熱変形を避けたい素材向け。

第4章:金属加工における代表的な材料と加工難易度

金属加工で使用される材料は多岐にわたりますが、
代表的な素材ごとの特徴と加工の難易度は以下の通りです。


◆ 鉄(SS材・SCM材)

  • 加工性:◎(切削・溶接しやすい)
  • コスト:比較的安価
  • 用途:構造材、機械部品、ベース板など

◆ アルミニウム(A5052、A6061など)

  • 加工性:◎(軽くて柔らかい)
  • 熱伝導性・防錆性に優れ、航空機や電子部品にも使われる
  • 注意:バリが出やすいので精密加工には経験が必要

◆ ステンレス(SUS304、SUS316など)

  • 加工性:△(硬く粘りがある)
  • 耐食性が非常に高く、医療・食品・水回り分野に使用
  • 熱を持ちやすいため、切削条件に配慮が必要

◆ 銅・真鍮

  • 加工性:〇(柔らかく熱伝導性が高い)
  • 導電性が高く、電気部品に多用
  • 銅はバリが出やすく、工具選定が重要

◆ チタン・インコネルなど難削材

  • 加工性:×(切削抵抗が強く、加工時間も長い)
  • 用途:航空宇宙、医療、化学プラント部品
  • 加工実績のある業者でないと品質・納期トラブルの原因に

第5章:加工工程の流れと、納期や品質に関わる要素

金属加工品の製作には、以下のような工程があり、それぞれが納期や品質に大きな影響を与えます。


◆ 加工の一般的な流れ

  1. 図面受領・見積もり
  2. 素材手配
  3. 機械加工(切削・放電など)
  4. 二次加工(表面処理・熱処理など)
  5. 検査・品質チェック
  6. 梱包・出荷

◆ 納期を左右する要因

  • 素材の在庫状況
  • 二次加工(表面処理や熱処理)業者の手配
  • 工場の稼働状況
  • 精密部品の場合、検査や調整に時間がかかる

◆ 品質を左右する要因

  • 加工機械の精度・保守状態
  • 加工者の技術・経験値
  • 図面の情報量(公差・形状指示の明確さ)
  • 検査体制(ノギス、各種栓ゲージ、画像測定器、三次元測定機などの保有)

▶ ポイント:加工精度と納期の両立には、設備と体制の整った業者選びが重要です。


第6章:加工業者を選ぶポイント|コスト・対応力・品質管理体制

加工業者を選定する際には、価格や納期だけでなく、品質や対応力も重要な判断基準となります。
ここでは、信頼できる金属加工業者を選ぶための3つのポイントを紹介します。

◆ コスト(価格の透明性と妥当性)

  • 材料費や加工費が明確に提示されているか
  • 見積もり内訳が丁寧に説明されるか
  • 数量によるコスト変動への柔軟な対応

◆ 対応力(納期対応・設計サポート)

  • 短納期や急ぎ案件への柔軟な対応が可能か
  • 図面に対する技術的アドバイスができるか
  • 一括手配や二次加工も含めた体制の有無

◆ 品質管理体制

  • 測定機器(三次元測定機・ノギス・画像検査装置等)の有無
  • 出荷前検査の有無と基準
  • トレーサビリティ対応(ロット管理・検査記録)

第7章:京都機械商事の強み1|中国本社との連携によるコスト削減

京都機械商事は、中国本社工場と日本側営業拠点の連携により、コストパフォーマンスと品質の両立を実現しています。

◆ 中国工場での量産対応

  • 日本と同等の加工機・品質基準を備えた工場体制
  • 人件費・設備費を抑えた低コスト対応
  • 自社または現地協力工場とのネットワークで幅広い材質・形状に対応

◆ 日本側での品質管理と窓口対応

  • 日本語での迅速な見積もり・納期調整対応
  • 試作~量産までスムーズな切り替え体制

第8章:京都機械商事の強み2|出荷前のビデオチェックで品質保証

従来の検査報告書だけでなく、京都機械商事では出荷前の「ビデオチェック」も導入。

◆ ビデオチェックとは?

  • 検査工程を動画で記録し、納品前にお客様へ共有
  • 寸法測定、外観確認、ネジ穴や溶接部の仕上げなどを可視化

◆ お客様の安心とトラブル防止

  • 工程確認・不良防止に役立つ
  • 海外調達でも”見える化”による品質信頼性を提供

第9章:設備一覧から見る対応力|加工実績と保有機械紹介

京都機械商事では、国内外の拠点で多様な加工設備を保有しています。

◆ 主な加工設備(例)

  • CNC旋盤:30台以上
  • マシニングセンタ(3軸・5軸):50台以上
  • ワイヤーカット・形彫放電機:10台以上
  • 溶接・研磨設備、検査機器:各種完備

◆ 対応可能な加工内容

  • 単品加工~中量産
  • 複雑形状、多工程の部品加工
  • 組立・表面処理・検査含む一貫対応

第10章:加工コストはどう変わる?要因と見積りの考え方

加工費はさまざまな要素によって変動します。
適正価格を知るためにも、以下の要因を押さえておくことが大切です。

◆ コストに影響する主な要素

  • 材料費(材質の種類、入手性)
  • 加工方法(5軸加工や難削材加工は高額)
  • 加工時間・段取り・治具有無
  • 数量(ロット数による単価変動)

◆ 京都機械商事の見積もり対応

  • 図面から最適な加工方法を提案
  • 図面の簡素化や材質変更によるコストダウン提案
  • 分納・定期発注など柔軟対応

第11章:よくある質問(FAQ)と対応事例

Q1. 納期は最短どれくらいですか?

A. 部品や数量によりますが、標準3~5営業日、最短1日対応の実績もあります。

Q2. 試作と量産で加工方法は変わりますか?

A. はい。試作時は柔軟性重視、量産時はコスト重視で最適な加工法をご提案します。

Q3. 海外製の加工部品でも品質は保証されますか?

A. ビデオ検査・三次元測定による全品チェックを行い、国内基準で保証します。

Q4. 材料調達から一括でお願いできますか?

A. 可能です。材料・加工・表面処理・検査・納品まで一括で対応します。


第12章:まとめ|金属加工・機械加工の依頼先に京都機械商事が選ばれる理由

金属加工・機械加工の分野で、コスト・品質・スピードの全てを高水準で実現するには、パートナー選びが重要です。

京都機械商事では、

  • 中国本社との連携で実現するコスト競争力
  • ビデオチェックをはじめとする高品質保証体制
  • 多様な加工に対応できる設備力と一貫体制

これらを強みとし、試作から量産まで幅広いニーズに応えています。

もし、金属加工・機械加工の外注先にお困りなら、ぜひ一度、京都機械商事へご相談ください

  • SHARE
PAGE TOP